浦和レッズが臨む試合の中で、ACLの試合が一番楽しい。
2007年のACLの戦いは目の前の試合をこなして終えたら優勝して、シーズンが終わった時は、身も心もお財布もくたくただった。
10歳老いた2017年も体力的には厳しかったけれど、途中はただひたすら、目の前のことで夢中だった。終わってみれば、やはりあちこち疲れていたし、CWCでは絶望しかなかった。
そのまま突入した2018年シーズン、開始してしばらくは修羅の1年を覚悟したけれど、途中でオリベイラさんが来てくれて、天皇杯に優勝して、2019年シーズンでACLの優勝に向けてまた戦える日々が嬉しくてしょうがない。
そしていま、家の外に出られないでいる自分が、病院や買い物とインターネット以外で、何とか社会との接点を持てることができている。
1日に会話する相手の9割が家人というこの自分が、スタジアムでの旧知の仲間とであれば会話ができているし、ホームとアウェイの試合に行くことをカレンダーに書き込み、チケットを買い、アウェイのオプション行程を計画することで、何とか明日以降の予定を前向きに捉えることができている。
とはいえ、マスクと帽子でコソコソしているのは、仕事上の付き合いの人と遭遇する可能性がゼロではないからという…そんな後ろ向きの生活だから…ですが…
さぁ、明日は全北戦だ!と叫べるほどの元気はないけれど、生きてまた皆さんの前に戻れるように、もう少しだけ、あちこちにごめんなさい。